新町名誕生60年③都町その2
鉄と石油と夜の街
「新町名誕生60年②都町、栄町、そして」の続編です。
1962(昭和37)年にできた住居表示に関する法律に基づき、大分市でも翌1963(昭和38)年に新住居表示・新町名の第一号が誕生しました。それが中央町であり、都町であり、荷揚町や府内町であることは前回までに書いています。
前回は「都町」の名前の由来を探ったのですが、残念ながら中途半端な結果に終わってしまいました。
「おおいた都町物語」に当時の木下敬之助・大分市長が序文を寄せています。その書き出しの文章が“夜の街”としての都町の成り立ちを簡潔に説明しています。少し長くなりますが、引用してみます。
序文の見出しは「都町、青春の日々」。「大分市都町は、新産都大分の建設とともに発展してきた歓楽街です。昭和38、39年頃、ネオンが灯り始め、新日鉄大分、昭電などの立地が進むとともに賑わいを増して、別府-大分間の電車が消えていった昭和47年頃は特に集中的に発展、現在(平成4年)の都町のたたずまいができていったと記憶します」
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